COMPETITION

コンペ

八幡浜港地域交流拠点施設 トイレ棟デザイン設計競技
八幡浜市では、四国の西の玄関である八幡浜港において、賑わいと憩いのある空間づくりを行うため、下表のとおり地域交流拠点施設を整備する予定であり、これに伴い、トイレ棟を設置します。 トイレは集客を左右する大切な要素の一つです。市では、「誰もが使いやすく、清潔であること」を第一に、加えて「洗練」された要素、「親和性」といったプラスイメージを持ちあわせ、それでいてエリア全体の景観にもマッチするトイレを作りたいと考えています。ひいては、来訪の目的のひとつにもなり得るトイレの実現を目指しています。ついては、全国から広くアイデアを募るため本設計競技を実施します。

relax in public space(2012)

川勝 知英子

多くの人が絶え間なく動き、賑わう港。そして、誰もが必要とするものは休憩である。
トイレは他の休憩空間と違い、自分だけの空間を持つことが出来る。公共空間だからこそ、個を大切にしたい。
このトイレは男女とも全て個室である。個室にいる間は気を使うことも、周りを気にすることもない。
外に出てみれば、樹木やベンチなどがあり公園のようである。男女の隔たりを最小限にとどめ、待ち時間にも安らぎを与える。
多くのトイレは建物の中に埋め込まれているが、ここはトイレが独立している。それゆえに、トイレだけを目的とすることはもったいない。より外とのつながりを、より中身の充実を図り、安らぎのトイレ空間をつくる。

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