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研究室のプロジェクト

滋賀県立大学大学院 環境意匠研究部門 平成23年度 修士論文

駅環境における局所サービス水準の評価手法に関する研究

-Transactional Crowd Particle Model の構築-

尾崎 裕次

近年の情報化の進歩に伴い、従来の歩行環境も大きく変化しつつある。しかし、従来の歩行者に対する施設の安全や快適性の評価手法は利用者数や交通量で判断しているため、施設のより詳細な利用実態の評価手法は未だ確立されていない。そこで、いままでのシミュレーション技術を利用し、駅環境での局所混雑の評価を行っている。

現在、今までの群衆性状の研究を参考に、群衆流動を再現するための歩行モデルを制作しています。
サンプルシーンでのその流動の様子です。











この動画にみられる地面に残る黒いモデルを、歩行者相互の交差・すり抜け等により発生する、
歩きにくさを視覚的に捉えるモデルとして提案しています。

これを利用することでいままで群衆性状の把握にとどまっていたこのシミュレーション分野の研究が、
平面計画、施設計画などを群衆の流動性状の視点からの評価・考察が可能になるのではないかと考えています。

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